2024/04/13

スクラップアンドビルドの時代でも、 長く使うことを見越した丈夫で高品質な施工

どんなに立派な建物でも、時代の経過とともに仕上げ材は劣化し、設備などの機械類も機能低下を起こし、建物が老朽化していきます。しかし建物を建て替えるには、大きな環境負荷と高いコストがかかるため、簡単にはできません。くわえて技術革新や社会環境の変化により、建物への要求性能は上がる一方です。だから私たちは丈夫でかつ、整備が容易であり、時代に合わせて変化できる建物を造らなければならないと考えています。
「丈夫で長く使える」建物を建てること。これは、松村組が創業以来ずっと大切にしてきた考え方であり、いま世界中でも重要視されています。

阪神大震災にも耐える、耐震、免振技術

1995年(平成7年)、阪神・淡路大震災により被害を被った松村組の施工物件400件のうち、再使用不可能になった案件はたった1件。松村組が「持続可能」という考え方を大切にして挑み続けてきた建物づくりが、功を奏したのです。そして当時の免震装置の効果は日本経済新聞にも掲載され、大きな反響を呼ぶこととなりました。
阪神大震災にも耐える、耐震、免振技術

高品質を可能にした技術

品質に対するたゆまぬ努力と信念が、
これまでにさまざまな技術を生み出してきました。
 

安震ブロック
 


RM耐震補強工法(安震ブロック)は、コンクリート工事のように大がかりな型枠を使わずに施工できるので、省スペースかつ短い工期で、騒音・振動が少ない施工を可能とします。
 

SPACE21工法

軽量小型化を極限まで追求した杭打機により、十分に施工空間が確保できない都市部の基礎杭工事に画期的な進歩をもたらしました。

L&Rジオファイン工法

汚染された土壌を掘り上げずに、原位置で直接無害化処理を行うことにより、汚染された物質が周囲に拡散することなく、早期かつ経済的な処理を実現します。

MABIS

従来の免震構法はその有効性を理解されつつも、コストが高く大がかりな工事が必要でした。松村組は、低コストで施工も容易な免震構法「MABIS」を完成させ、現在では中低層の建物を中心に多く採用されています。